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洋食の日記

洋食のことではなく、技術メモを書きます。たまにどうでも良いことも書きます。

ポート番号が被らなければNginxとApache2を共存できる

Debian GNU/LinuxにApache2を入れてWebサーバーを構築している。Nginxを試してみたいので、共存させることを試みた。 まずは、インストールする。ここで、先にApache2を止めておかないと、Nginxのインストールがコケる。

$ sudo systemctl stop apache2.service
$ sudo apt-get install nginx
$ sudo systemctl stop nginx.service
$ sudo systemctl start apache2.service

Apache2が立ち上がっている状態で、Nginxを立ち上げようとすると当然コケる。

$ sudo systemctl start nginx.service
Job for nginx.service failed because the control process exited with error code.
See "systemctl status nginx.service" and "journalctl -xe" for details.

Nginxの設定ファイルを変更し、ポート番号を80から5000(適当に空いているポート番号)にする。

$ vim /etc/nginx/sites-enabled/default
...
# Default server configuration
#
server {
  #listen 80 default_server;
  #listen [::]:80 default_server;
  listen 5000 default_server;
  listen [::]:5000 default_server;
...
  # Add index.php to the list if you are using PHP
  #index index.html index.htm index.nginx-debian.html;
  index index.nginx-debian.html index.html index.htm;
...

ここで、index.nginx-debina.htmlを手前にもってきたのは、/var/www/html以下にApache2のindex.htmlと、Nginxのindex.nginx-debian.htmlが配置されているため。これで、Nginxが問題なく立ち上がる。

$ sudo systemctl start nginx.service

5000番にアクセスするとNginxのWelcomeページが表示される。

$ links http://localhost:5000/
Welcome to nginx on Debian!
...

色々と試してみて、最終的にはNginxに完全移行したい。

pipでuwsgiのインストールに失敗したのはPythonの共有ライブラリがなかったため

Debianのパッケージとは別で、独自にビルドしたPythonを、/usr/localに置いている。 この状態で、uwsgiをpipでインストールしようとしたら、ビルドで失敗した。

$ sudo /usr/local/bin/pip install uwsgi
...
  *** uWSGI linking ***
...
  /tmp/ccDFvj9Y.ltrans6.ltrans.o: 関数 `posix_tempnam.lto_priv.375' 内:
  ccDFvj9Y.ltrans6.o:(.text+0x3578): 警告: the use of `tempnam' is dangerous, better use `mkstemp'
  /tmp/ccDFvj9Y.ltrans6.ltrans.o: 関数 `posix_tmpnam.lto_priv.376' 内:
  ccDFvj9Y.ltrans6.o:(.text+0x36a5): 警告: the use of `tmpnam_r' is dangerous, better use `mkstemp'
  /tmp/ccDFvj9Y.ltrans0.ltrans.o:(.data+0x2a640): `.L1' に対する定義されていない参照です
  /tmp/ccDFvj9Y.ltrans0.ltrans.o:(.data+0x2a648): `.L2' に対する定義されていない参照です
...

gccコンパイルには問題がなく、リンクの段階でコケている。tempnamの警告は直接的な原因ではなさそう。 試行錯誤が必要そうなので、uwsgiのソースを落としてきてビルドすることにした。

$ wget https://projects.unbit.it/downloads/uwsgi-latest.tar.gz
$ tar xzf uwsgi-latest.tar.gz
$ cd uwsgi-2.0.14/
$ make
...
同様のエラーで失敗する

コケるリンクの部分をグ〜っと見ると、ライブラリの指定に静的ライブラリ「libpython2.7.a」がある。そのパスが/usr/local/libからさらに階層を下っていてちょっとおかしい。

*** uWSGI linking ***
gcc -pthread -o uwsgi ...うわ〜といっぱいファイルが並んでて...
-lm /usr/local/lib/python2.7/config/libpython2.7.a -lutil -lcrypt

これを修正しようと思い、Makefileを見ると、uwsgiconfig.pyを叩いているだけだったので、uwsgiconfig.pyを編集する。 ちょっと強引だけど、uwsgiconfig.pyの752行目のライブラリ指定している部分に、/usr/local/lib/libpython2.7.aをぶっこむ。

self.libs = ['-lpthread', '-lm', '-rdynamic', '/usr/local/lib/libpython2.7.a']

これでmakeするとスッと動いた。

$ make
...
############## end of uWSGI configuration #############
total build time: 4 seconds
*** uWSGI is ready, launch it with ./uwsgi ***

独自にPythonをビルドする際に、configureで「–enable-shared」を指定せず、共有ライブラリを作らなかった。 Pythonを共有ライブラリを作るように、再ビルドおよびインストールした状態で、pipでuwsgiをインストールする。

$ sudo /usr/local/bin/pip install uwsgi
...
Successfully built uwsgi
Installing collected packages: uwsgi
Successfully installed uwsgi-2.0.14

共有ライブラリがあれば、Pythonライブラリのリンクが混乱せず、無事にインストールされる。