Ruby
はじめに 正規分布や二項分布などの確率分布に従う(疑似)乱数によるNumo::NArrayを生成するNumo::Randomを作った。アイディア自体はずっと前に考えていたが、腱鞘炎と忙しさで、形にできていなかった。 github.com 動機 Numo::NArray自体にも、一様乱数を…
はじめに Hnswlibは、C++で書かれたHierarchical Navigable Small World graphsによる近似最近傍探索ライブラリである。近似最近棒探索のベンチマークでも上位に登場する。Ruby bindingがなかったので作成した。 hnswlib | RubyGems.org | your community ge…
はじめに Numo::OpenBLASのBLIS版を作成した。Numo::OpenBLASを作ったのが、だいたい1年前だった。 インストール時にOpenBLASをビルドしてNumo::Linalgのバックグラウンドライブラリに使用するGemを作成した - 洋食の日記 BLISは、最適化BLASの一種で、線形…
はじめに タイトルのとおり。RBSによる型注釈が提供されているメソッドをmonkey patchして、その型注釈をpatch.rbsに書きたい時がある。Rubyのノリで書くと、重複定義エラーになる。 ディレクトリ構成 以降の文章は、次のようなディレクトリ構成で、 |- lib …
はじめに Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleで、RidgeとLinearRegressionで、solver: 'auto' とした場合に、Numo::Linalgがロードされていない場合は、L-BFGS法をソルバーとするようにした。Numo::Linalgがロードされている場合は、従来どおり特異値分解…
はじめに Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleに、前処理としてカーネル行列を計算するクラス、カーネルリッジ回帰による分類器を追加した。また、Nystroemカーネル近似では、サポートするカーネル関数がRBFカーネルだけであったが、多項式カーネルやシグ…
はじめに Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleに、投票(voting)によるアンサンブル法を利用した分類器・回帰分析を追加して、ver. 0.22.4としてリリースした。 https://rubygems.org/gems/rumale/versions/0.22.4 使い方 Rumaleはgemコマンドでインスト…
はじめに Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleに、非負最小二乗法(Non-nagtive Least Squares, NNLS)による線形回帰を追加して、ver. 0.22.3としてリリースした。 https://rubygems.org/gems/rumale/versions/0.22.3 使い方 Rumaleはgemコマンドでインス…
はじめに Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleに、スタッキング(stacking / stacked generalization)を用いた分類器と回帰分析を追加して、ver. 0.22.2としてリリースした。 rumale | RubyGems.org | your community gem host 使い方 Rumaleはgemコマン…
はじめに Rubyには深層学習をあつかうgemがいくつかある。そのなかでtorch.rbは、riceを利用してLibTorchをbinding libraryしたものである。LibTorchは、PyTorchのC++ APIといえるもので、version 1.5からstableなAPIとして提供されており、今後の発展と開発…
はじめに Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleに、回帰分析のための計量学習手法である Metric Leaning for Kernel Regression (MLKR) を追加し、ver. 0.22.1 としてリリースした。 rumale | RubyGems.org | your community gem host 使い方 Rumaleはgemコ…
はじめに Rumaleのロジスティック回帰のsolverにL-BFGSを追加し、これをデフォルトとして、ver. 0.22.0 としてリリースした。Rumaleのロジスティック回帰では、最適化に確率的勾配降下法(Stochastic Gradient Descent, SGD)を用いていた。データによって、…
はじめに 非線形最適化手法の一つであるL-BFGS-Bは、scipy.optimize.minimizeのデフォルト手法として採用されているなど、最適化手法ではde facto standardの様な存在である。Rではoptim関数がサポートしていたり、Juliaではbindingライブラリがあったりする…
はじめに Rubyな形態素解析器Suikaの単語検索のためのトライを、先日リリースしたdarts-clone.rbに変更してバージョンを上げた。 suika | RubyGems.org | your community gem host 使い方 変更は内部的なものなので、Suikaの使い方自体は変わらない。 gem in…
はじめに Susumu Yataさんが作られたDarts-cloneは、Darts(Double-ARray Trie System)というライブリのクローンで、共通接頭辞検索を実現するデータ構造のダブル配列(Double Array)の実装である。Darts-cloneは、DartsとAPI互換性があり、検索の機能や速…
はじめに LIBLINEARがバージョンアップして、線形One-Class SVM(Linear one-class support vector machine, LOCSVM)が追加された。これに合わせて、Numo::LiblinearとRumale::SVMをアップデートして、LOCSVMに対応した。LOCSVMは、データの分布を推定する…
はじめに Annoy (Approximate Nearest Neighbors Oh Yeah) は、C++で書かれた近似最近傍探索ライブラリである。近似最近傍探索とは、その名のとおり、クエリに対して厳密ではなく近似的に近傍にあるものを探索する。高速に探索できるので、大規模データの画…
はじめに Numo::OpenBLASで、インストール時のOpenBLASのダウンロードとビルドを、native extensionの作成時に行うようにして、version 0.2.0 としてリリースした。 numo-openblas | RubyGems.org | your community gem host 使い方 使い方に変更はない。Gem…
はじめに RumaleからFactorization MachineやNadamなど、deprecatedにしていたものを削除して version 0.20.0 としてリリースした。本 version で分類器などの追加はない。シンプルに削除だけでバージョンを切った。 rumale | RubyGems.org | your community…
はじめに Windowsでの動作確認のため、その昔Windows 7をWindows 8にし、そしてWindows 10にした、古いラップトップをひっぱりだして、Rubyの環境構築を行った。Windowsでの開発に関して、知識がゼロだったので、10回はインストールとアンインストールを繰り…
はじめに Numo::OpenBLASという、タイトルのとおりのものを作成した。 numo-openblas | RubyGems.org | your community gem host 使い方 Gemコマンドでインストールできる。このとき、OpenBLASをダウンロードしてビルドする。 $ gem install numo-openblas …
はじめに Pure Rubyな形態素解析器Suikaを作成したが、未知語処理がバグだらけで、リリースして1週間で4回もバージョンアップしてしまった。現在 ver. 0.1.4 だが、もう安定して動くはず。 suika | RubyGems.org | your community gem host 未知語処理の勘違…
はじめに Pure Rubyな形態素解析器Suikaを作成した。開発中でバッリバリにα版だが、思い切ってリリースすることにした。 suika | RubyGems.org | your community gem host 最も有名な形態素解析器であるMeCabもそうだが、形態素解析器は食べ物の名前がつくこ…
はじめに Rubyの画像処理ライブラリMagroに、フィルタをかけるメソッドを追加し、version 0.3.0としてリリースした。 magro | RubyGems.org | your community gem host 使い方 Magroは画像ファイルの読み書きにlibpngとlibjpegを必要とする。Magroをインスト…
はじめに Magroという画像をNumo::NArrayで扱える(読み書きできる)Gemを作っていたが、いろいろと時間がとれず更新が滞っていた。 yoshoku.hatenablog.com せっかくの連休なので、Bilinear補完によるサイズ変更を追加した。基本的なとこから実装するならば…
はじめに Rumaleにカーネル判別分析を追加して、これを version 0.18.4 としてリリースした。カーネル判別分析は、version 0.18.0 で追加したフィッシャー判別分析 (Fisher Discriminant Analysis, FDA) を、カーネル法により非線形化したものである。 rumal…
はじめに Rumaleに計量学習のNeighbourhood Component Analysis (NCA) とフィッシャー判別分析 (Fisher Discriminant Analysis, FDA) を追加した。これを version 0.18.0 としてリリースした。 rumale | RubyGems.org | your community gem host 使い方 Ruma…
はじめに Rumaleに多層パーセプトロンによる分類・回帰を追加した。活性化関数にはReLUを、正則化にはDropout、最適化にはAdamというスタンダードな構成にした。あわせて、入力のバリデーションをNumo::NArrayだけでなくRuby Arrayも受け付けるように修正し…
はじめに LIBSVMとLIBLINEARに実装されているサポートベクターマシン(Support Vector Machine, SVM)のアルゴリズムを、Rumaleのインターフェースで利用するためのGem、Rumale::SVMを作成した。 rumale-svm | RubyGems.org | your community gem host Rumal…
はじめに RumaleにFastICAによる独立成分分析(Independent Component Analysis, ICA)を追加した。ICAは、与えられたデータを、統計的に独立な元データが混合されてできたものと考え、元データを再構成したもの(独立な成分)を求める手法である。信号処理…