Rumale
はじめに 最近、Rumaleのリリース記事を書くことをすっかり忘れていた。最近リリースしたv0.28.1では、多様体学習の非線形次元削減手法であるHessian Eigenmaps(a.k.a. Hessian Locally Linear Embedding, HLLE)を実装した。HLLEは、各点の十分に小さい近…
はじめに Clustered Support Vector Machine(CSVM)は、データをクラスタリングし、各クラスターごとに線形SVMを学習することで、非線形な分類器を実現する手法である。また、Rumale::SVMは、Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleと同様のインターフェース…
はじめに Random Recursive Support Vector Machine(R2SVM)は、ランダム射影による特徴変換を繰り返すことで、線形SVMで非線形な分類器を実現する手法である。また、Rumale::SVMは、Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleと同様のインターフェースで、様々…
はじめに Locally Linear Support Vector Machine(LL-SVM)は、多様体学習の考え方を利用して、線形SVMで非線形分類器を実現する手法である。Rumale::SVMは、Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleと同様のインターフェースで、LIBLINEARやLIBSVMで実装され…
はじめに Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleで、RidgeとLinearRegressionで、solver: 'auto' とした場合に、Numo::Linalgがロードされていない場合は、L-BFGS法をソルバーとするようにした。Numo::Linalgがロードされている場合は、従来どおり特異値分解…
はじめに Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleに、前処理としてカーネル行列を計算するクラス、カーネルリッジ回帰による分類器を追加した。また、Nystroemカーネル近似では、サポートするカーネル関数がRBFカーネルだけであったが、多項式カーネルやシグ…
はじめに Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleに、非負最小二乗法(Non-nagtive Least Squares, NNLS)による線形回帰を追加して、ver. 0.22.3としてリリースした。 https://rubygems.org/gems/rumale/versions/0.22.3 使い方 Rumaleはgemコマンドでインス…
はじめに Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleに、スタッキング(stacking / stacked generalization)を用いた分類器と回帰分析を追加して、ver. 0.22.2としてリリースした。 rumale | RubyGems.org | your community gem host 使い方 Rumaleはgemコマン…
はじめに Rubyには深層学習をあつかうgemがいくつかある。そのなかでtorch.rbは、riceを利用してLibTorchをbinding libraryしたものである。LibTorchは、PyTorchのC++ APIといえるもので、version 1.5からstableなAPIとして提供されており、今後の発展と開発…
はじめに Rubyの機械学習ライブラリであるRumaleに、回帰分析のための計量学習手法である Metric Leaning for Kernel Regression (MLKR) を追加し、ver. 0.22.1 としてリリースした。 rumale | RubyGems.org | your community gem host 使い方 Rumaleはgemコ…
はじめに Rumaleのロジスティック回帰のsolverにL-BFGSを追加し、これをデフォルトとして、ver. 0.22.0 としてリリースした。Rumaleのロジスティック回帰では、最適化に確率的勾配降下法(Stochastic Gradient Descent, SGD)を用いていた。データによって、…
はじめに LIBLINEARがバージョンアップして、線形One-Class SVM(Linear one-class support vector machine, LOCSVM)が追加された。これに合わせて、Numo::LiblinearとRumale::SVMをアップデートして、LOCSVMに対応した。LOCSVMは、データの分布を推定する…
はじめに RumaleからFactorization MachineやNadamなど、deprecatedにしていたものを削除して version 0.20.0 としてリリースした。本 version で分類器などの追加はない。シンプルに削除だけでバージョンを切った。 rumale | RubyGems.org | your community…
はじめに Rumaleにカーネル判別分析を追加して、これを version 0.18.4 としてリリースした。カーネル判別分析は、version 0.18.0 で追加したフィッシャー判別分析 (Fisher Discriminant Analysis, FDA) を、カーネル法により非線形化したものである。 rumal…
はじめに Rumaleに計量学習のNeighbourhood Component Analysis (NCA) とフィッシャー判別分析 (Fisher Discriminant Analysis, FDA) を追加した。これを version 0.18.0 としてリリースした。 rumale | RubyGems.org | your community gem host 使い方 Ruma…
はじめに 気がつくと全然ブログを書いていなかった。ver. 0.14で多層パーセプトロンを追加して細かい修正とかを重ねて、今はver. 0.17.0になった。ver. 0.17.0での大きな変更は、Rumale::LinearModel以下を刷新したことにある。 rumale | RubyGems.org | you…
はじめに Rumaleに多層パーセプトロンによる分類・回帰を追加した。活性化関数にはReLUを、正則化にはDropout、最適化にはAdamというスタンダードな構成にした。あわせて、入力のバリデーションをNumo::NArrayだけでなくRuby Arrayも受け付けるように修正し…
はじめに LIBSVMとLIBLINEARに実装されているサポートベクターマシン(Support Vector Machine, SVM)のアルゴリズムを、Rumaleのインターフェースで利用するためのGem、Rumale::SVMを作成した。 rumale-svm | RubyGems.org | your community gem host Rumal…
はじめに RumaleにFastICAによる独立成分分析(Independent Component Analysis, ICA)を追加した。ICAは、与えられたデータを、統計的に独立な元データが混合されてできたものと考え、元データを再構成したもの(独立な成分)を求める手法である。信号処理…
はじめに Rumaleのガウス混合モデル(Gaussian Mixture Model, GMM)によるクラスタリングでは、各クラスタの共分散行列には、対角要素のみの対角行列を使用していた。 yoshoku.hatenablog.com これは、逆行列や行列式の計算に特別なアルゴリズムを使用しな…
はじめに Rumaleのversion 0.13系では、固有値分解や逆行列計算といった、Numo::Linalgにある線形代数のテクニックを利用する機械学習アルゴリズムの実装を進めている。version 0.13.3では、カーネルリッジ回帰とカーネル主成分分析を追加した。 rumale | Ru…
はじめに 機械学習アルゴリズムでは、固有値分解が逆行列計算といった、線形代数のテクニックを利用する場合がある。これらをRubyで使用するには、Numo::Linalgが適している。一方で、Numo::Linalgは、Numo::NArrayと異なり、BLAS/LAPACK系の外部ライブラリ…
はじめに Rumaleに、Power Iteration Clustering(PIC)を追加した。PICは、データ間の類似度をもとにクラスタリングする。類似度に、例えばRBFカーネルを選択すると、非線形なデータ分布構造を捉えたクラスタリングができる。 rumale | RubyGems.org | your…
はじめに Rumaleにガウス混合モデル(Gaussain Mixture Model, GMM)によるクラスタリングを追加して、ver. 0.12.2としてリリースした。 rumale | RubyGems.org | your community gem host GMMは、データ分布をいくつかの正規分布の重み付き線形和で表現しよ…
はじめに 機械学習アルゴリズムでは、乱数でベクトルを初期化したり、ランダムサンプリングしたりなど、乱数生成をアルゴリズム中に含むものが多い。Rumaleの多くもそんな感じで、クラスのインスタンス変数にRandomクラスによる乱数生成器を持っている。これ…
はじめに Rumaleには、実行速度が遅いという問題があった。これに対して、version 0.11.0 では、one-vs-the-restやbaggingで並列化できる部分を、Parallelにより並列化してみた。 rumale | RubyGems.org | your community gem host scikit-learnと同様に、n_…
はじめに Rumaleに高次元データの可視化として定番の一つになっている t-distributed Stochastic Neighbor Embedding(t-SNE)を実装した。「教師なし学習を増やさないとな〜少ないよな〜」と思っているところに、issueでリクエストを頂いたので実装してver.…
はじめに Rumaleでは決定木系のアルゴリズムの高速化と追加を進めている。ついに人気のGradient Tree Boosting(Gradient Boosting MachineやGradient Boosted Regression Treeなどとも呼ばれる)を実装して、ver. 0.9.2としてリリースした。 rumale | RubyG…
はじめに 新しい時代になったので、Rumaleに新しいアルゴリズムを追加してバージョンを0.9.1に上げてみた。あわせて、バージョン0.9.0で導入した決定木のC拡張もリファクタリングして、少しだけ速くなっている。 rumale | RubyGems.org | your community gem…
はじめに Rumaleの決定木で、どうしても普通にRubyを使っては高速化できない箇所があり、そこをExtensionで実装した。これをバージョン0.9.0としてリリースした。 rumale | RubyGems.org | your community gem host 決定木では、特徴軸ごとに、不純度にもと…