洋食の日記

「だ・である」調ではなく「です・ます」調で書きはじめれば良かったなと後悔してる人のブログです

ひどい腱鞘炎になると半年たってもなおらない

はじめに

今後のため記録として残す。タイトルのとおりで、手が全て腱鞘炎という、ひどい腱鞘炎になって半年以上が経ったが、完治する気配がない。今でも寝起きや仕事終わりでは、人差し指や小指は曲げると激痛が走る。原因は手指の使いすぎなので、今の仕事を辞めてしまって、3ヶ月とか半年とかのんびりすれば治るだろうが、長く無職できるほどの貯蓄はないので、働きながら治すよりほかない。

対策

まずサポーターをつけるようにした。痛みの軽減にも効果があるのかもしれないが、とにかくタイポングが楽になった。指に強い痛みがある場合は、指にもサポーターをつけて、手をガチガチに固定する。指が曲げられなくなるので、キーボードに指を突き刺すようにタイプする。タイポが増えるので、指サポーターは、我慢できないほど痛いときのみにしている。

中学生の頃からトラックボールを使っている。少し高いが、Logicoolの傾くものが一番よかった。同じLogicoolのグレードを落とした5,000円くらいのものを使っていたが、思っていた以上に、傾くことが重要だった。手の甲の痛みが、かなり軽減した。

キーボードはHHKBの静音のものに落ち着いた。赤軸の分割キーボードにしたことがあったが、キースイッチの跳ね返りが違うのか、指の関節が痛むようになった。HHKBの静音スイッチが、自分の指にはあっていたようだ。いまは、さらに衝撃を軽減するため、HHKBの下にタオルを敷いている。

パームレストは、FILCOの分割タイプのものを、キーボード用とトラックボール用で2セット買って使っている。分割タイプのほうが、置き方の融通がきいて良い。

プログラミング

とにかく手を使うのをやめることにした。土日は、映画を見るか、本を読むかになった。子どもの頃からプログラミングをしていたので、それを封じられるのが意外としんどい。深追いをせず最低限もので、それでいて身になることをやることにした。Next.jsとかのTutorialを潰していく生活をしている。そのなかでReact Nativeがだいぶおもしろかった。過去にモバイルアプリ開発はやっているが、IDE縛りがしんどかったりして、あまり開発が楽しい印象はなかった。React Nativeは、普段のVimでの開発と変わらないスタイルで、JS/TSでReactを書いていればモバイルアプリが作れる。Expoが優秀というか、これが煩わしい何もかもを吸収してる。外部ライブラリも色々あるので、やりたいことに対して、だいたい誰かが何か作っていて、それを使えば良い感じになっている。入門書では、以下のものが良かった。ひととおり、できるようになる。

映画

新型コロナで自粛生活なこともあってか、旅情感のあるものを欲するようになった。石坂浩二さんが演じる金田一耕助の獄門島は、音楽も映像の雰囲気も良い。瀬戸内海の島で連続殺人事件が起きるのだが、なんだか避暑地への旅行の雰囲気がある。

砂の器も、物語は重厚なものだが、捜査の過程に旅情感がある。前半、寺の門前で瓜を割って食べるシーンが良い。

メンタル

半年以上ケガしてる様なものなので、当然良くない。プログラミングを封じられてるのが良くない。以前は、実装が追いつかないほど、あれ作ろう、これを改良しようという感じだったが、今はなにも思いつかない。これは意外だった。最初は、アイディアを溜め込んでおいて、手が治ったら着手するイメージを持っていた。しかし、開発ができないと次第にやる気が失われ、アイディアも出なくなった。人生で一番空っぽな感覚がある。ただ大人しくはできてるので、腱鞘炎の治療としては良いのかもしれない。あと本もよく読んでいるので、インプットな時期と割り切っている。不思議と闘志みたいなものは失われないもので「手が治ったらデカい事やったるぞ(できるとは言ってない)」みたいなのは漠然とある。

おわりに

ひどい腱鞘炎になって、自分の体にリミットがあるというのを知った。年齢的なこともあるのだろう。手が動かせるようなったら、あれやこれやではなく、大きなことに集中して取り組みたい(漠然)。結局のところ、3ヶ月以上の休暇と、そのための財が欲しい。